対象バージョン

1.1.0 以降

概要

EISS Tools では、分析したデータ(deiss)や編集済みのデータ(eiss)に対してグループやリージョンの作成を行う事ができます。複数のデータに対して同一の処理を行うことができ、結合したデータに適用するか、個別のデータに適用するか選択することができます。ここでは、結合したデータに適用する場合について方法を記載します。

リージョンの作成方法

  1. 左ペインから[ データ編集 ]を開きます。

  2. 対象のファイルのフォルダへ移動します(フォルダのダブルクリックまたはフォルダパスを入力)。ここでは、C:\BOX\OMEGARAISON DOCs\04.Document作成用\労働災害とします。

  3. グループ・リージョンを作成したいファイルを選択し、右クリック。メニューからグループ・リージョンの作成をクリックします。

  4. オプションウィンドウが表示され、ファイルの指定と適用の対象について指定します。指定後リージョンを作成するをクリックします。

    ファイルは、グループおよびリージョンをどのように作成するか記載されたファイル(後述)で、適用の対象は結合したファイルに適用するか、個別に適用するか選択できます。ここでは次のように設定しています。

    ファイルの指定:C:\BOX\OMEGARAISON DOCs\04.Document作成用\労働災害\災害事例data.txt
    適用の対象:ON(結合したデータに適用する)
  5. 出力先フォルダおよびファイル名を指定します。ここでは同じフォルダ(C:\BOX\OMEGARAISON DOCs\04.Document作成用\労働災害\)、ファイル名はデフォルトとしています(編集データ.eiss)。

  6. 選択したデータに対して処理が行われます。(データ数やサイズにより処理時間が異なります。本例では数秒)

  7. 処理が終了すると、先ほど指定したフォルダ、ファイル名で新たにファイルが作成されます。

データの確認

データを確認するには、EISSが必要になります。EISSで開くには、
開きたいデータ(ここでは、編集データ.eiss)をダブルクリックまたは、選択後右クリックからメニューを表示し、アプリで開くをクリックします。

EISSが立ち上がり、以下のように上記で指定したファイルに沿った内容のグループおよびリージョンが作成されていることが確認できます。
(EISSの使用方法は省略)

グループ・リージョン作成用ファイル

上記で指定したファイル(グループ・リージョン作成用ファイル)は、グループ名とそのグループに属するリージョン名を記載します。この時、リージョンには、リージョン名をキーワードとし検索した結果が保存されます。

上記のC:\BOX\OMEGARAISON DOCs\04.Document作成用\労働災害\災害事例data.txtの内容は次のようになっています。

//---------------------------------------------------------------
//             グループの例
// #基本構造
//   グループ名A:検索用語A1,検索用語A2, ... ,検索用語AM
//  グループ名B:検索用語B1,検索用語B2, ... ,検索用語BN
//
// # 注意点
//  ・文字コードはUTF8のみ
//  ・グループと検索用語の区切りは半角の : であること
//  ・検索用語同士の区切りは半角の , であること
//   ・// から始まる行はコメントアウト行とする
//---------------------------------------------------------------
//
事故の型:転落,転倒,激突,飛来,崩壊,挟まれ,切れ,溺れ,火傷,感電,爆発,火災,中毒,体調不良,意識不明,咽頭痛,痙攣
//
場所:工場,事務所,工事現場,屋根,倉庫,トンネル,タンク,道路
作業:清掃,点検,製造,運搬,修理,溶接,塗装
//
起因物:原動機,動力加工機,建設機械,クレーン,運搬機,圧力容器,化学設備,電気設備,溶接,有害物質,乗物
原因物質:化学物質,有害ガス,一酸化炭素,二酸化炭素,塩素,シアン,有機溶剤,トルエン,水素,硫化水素,シンナー,クロム,フッ化水素,アニリン,リン化水素,メタン,酢酸エチル,エチレン,塩化ビニル,キシレン,有機溶剤
要因:防護,換気,手順,教育
//

上記の

場所:工場,事務所,工事現場,屋根,倉庫,トンネル,タンク,道路

は、選択したデータに対して、工場で検索しその結果を工場という名のリージョンに保存、同様に、事務所工事現場、… 道路で検索し保存、それらのリージョンを場所というグループにグルーピングするといった処理が行われます。

注意事項
以下注意事項となります。

  1. グループ・リージョン作成用ファイルの文字コードはUTF-8であること
  2. グループと検索用語の区切りは半角の : であること
  3. 検索用語同士の区切りは半角の , であること
  4. // から始まる行はコメントアウト行とする

参考